海外に在住する会員や、スペイン旅行から帰国された会員から届いた滞在記です。スペインの「いま」に触れてみませんか。会員の皆様から、広く原稿を募集しています。
カラカス便り 2009年6月29日 ヨーヨーマその後
こんにちは。
先日のカラカス便りで、ドゥダメル指揮、ヨーヨーマのチェロとドゥダメル指揮の競演コンサートのチケットを求めて、8時間炎天下で行列した末に結局目前で売切れてしまったお話をしました。そして、昨日の日曜日が、コンサート当日でした。で・・・ 聴いてきました! 生ヨーヨーマ(馬友友)!
コンサートの切符は、売り切れだったのですが、11時からのリハーサルを見せてもらったのです。リハーサルといっても、ベネズエラ青少年オーケストラシステムで音楽を学ぶ子供達でテレサ・カレニョ劇場は超満員。11時に指揮者のグスタボ・ドゥダメルが舞台に入ると、会場は大興奮。アイドルかロックスターかなんかのコンサートみたいでした。ドゥダメルは、会場にいた子供達の憧れの的なのです。1部では、チャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」と「序曲1812」そして、第2部がヨーヨーマのチェロによるドボルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」でした。ヨーヨーマは、チェロを愛しむように抱きかかえて、まるでダンスでもするように、右に左にスイングしながら演奏するのですね。リハーサルなので、ドゥダメルが団員達に指示をしながらコンサートを仕上げていく様子がみられて、面白い体験でした。本当に幸せな日曜でした。
先日のカラカス便りで、ドゥダメル指揮、ヨーヨーマのチェロとドゥダメル指揮の競演コンサートのチケットを求めて、8時間炎天下で行列した末に結局目前で売切れてしまったお話をしました。そして、昨日の日曜日が、コンサート当日でした。で・・・ 聴いてきました! 生ヨーヨーマ(馬友友)!
コンサートの切符は、売り切れだったのですが、11時からのリハーサルを見せてもらったのです。リハーサルといっても、ベネズエラ青少年オーケストラシステムで音楽を学ぶ子供達でテレサ・カレニョ劇場は超満員。11時に指揮者のグスタボ・ドゥダメルが舞台に入ると、会場は大興奮。アイドルかロックスターかなんかのコンサートみたいでした。ドゥダメルは、会場にいた子供達の憧れの的なのです。1部では、チャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」と「序曲1812」そして、第2部がヨーヨーマのチェロによるドボルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」でした。ヨーヨーマは、チェロを愛しむように抱きかかえて、まるでダンスでもするように、右に左にスイングしながら演奏するのですね。リハーサルなので、ドゥダメルが団員達に指示をしながらコンサートを仕上げていく様子がみられて、面白い体験でした。本当に幸せな日曜でした。
カラカス便り 2009年6月22日(月)初めてのMetro
2009年6月22日(月)初めてのMetro
こんにちは。
ベネズエラに来て3年目にして、昨日初めてカラカスの地下鉄に乗りました!
テレサ・カレニョ劇場に、来週日曜日のベネズエラユースオーケストラとヨーヨーマの競演コンサートのチケットを買いに、朝7時半に家を出て、1号線チャカオ駅からべジャス・アルテス駅まで往復0,9ボリバル(1ボリバル=公定レート44円、実勢並行レートだとその半分くらい)。1983年に開通し、その当時最先端だったというだけあって、結構きれいで快適でした。今回のコンサートは、グスタボ・ドゥダメル指揮、ヨーヨーマのチェロという豪華競演にもかかわらず、20ボリバル~60ボリバル(公定レートで900円~2500円!実勢だとその半分)という格安です。私は新聞の広告に出ていた値段が一桁間違えてるんじゃないかと思いながらでかけました。着いたとき、すでに200人の列ができていましたが、2400席のうち、半分が予約済み(たぶん政府関係用)、残り半分が購入用で、一人最高4枚までしか買えないということでしたので、200番なら十分買える位置で、早起きした甲斐があったなあと安心していました。ところが!ベネズエラ人の割り込みの術を計算に入れていませんでした。発売開始から1時間たった、午前10時。なかなか列が前に進まないのを不審に思った私の隣にいたおじさんが「今何番になったか数えてくる」と言って出かけて行きました。先頭から人数を数えながらおじさんが戻ってきました。信じられないことに「330番」。いつまでたっても列が前に進まないわけです。330番だともう買える可能性もかなり薄くなってきました。 そしたらそのおじさんが「政府用に確保している席を放出するよう交渉してくる」と窓口に走って行きました。そして、「500席確保したよ~」「ブラボー」その後も席がなくなりそうになると、何度か交渉し、結局、2400席のうち、1900席が売却にまわされました。それから炎天下で行列すること8時間! もうちょっとで窓口にという午後4時、無情にも私の15人前で1900席が完売してしまいました。ショック・・・。 日射病の症状が一気に現れ、帰りはタクシーで帰りました。でも妙に関心したのは、ベネズエラ人たちは割り込みした人たちに文句を言うでもなく、完売ですと言われた時もおとなしく帰って行ったことです。何事にもこだわらないのが彼らのよいところかも。
炎天下
行列したのに
ヨーヨーマ
こんにちは。
ベネズエラに来て3年目にして、昨日初めてカラカスの地下鉄に乗りました!
テレサ・カレニョ劇場に、来週日曜日のベネズエラユースオーケストラとヨーヨーマの競演コンサートのチケットを買いに、朝7時半に家を出て、1号線チャカオ駅からべジャス・アルテス駅まで往復0,9ボリバル(1ボリバル=公定レート44円、実勢並行レートだとその半分くらい)。1983年に開通し、その当時最先端だったというだけあって、結構きれいで快適でした。今回のコンサートは、グスタボ・ドゥダメル指揮、ヨーヨーマのチェロという豪華競演にもかかわらず、20ボリバル~60ボリバル(公定レートで900円~2500円!実勢だとその半分)という格安です。私は新聞の広告に出ていた値段が一桁間違えてるんじゃないかと思いながらでかけました。着いたとき、すでに200人の列ができていましたが、2400席のうち、半分が予約済み(たぶん政府関係用)、残り半分が購入用で、一人最高4枚までしか買えないということでしたので、200番なら十分買える位置で、早起きした甲斐があったなあと安心していました。ところが!ベネズエラ人の割り込みの術を計算に入れていませんでした。発売開始から1時間たった、午前10時。なかなか列が前に進まないのを不審に思った私の隣にいたおじさんが「今何番になったか数えてくる」と言って出かけて行きました。先頭から人数を数えながらおじさんが戻ってきました。信じられないことに「330番」。いつまでたっても列が前に進まないわけです。330番だともう買える可能性もかなり薄くなってきました。 そしたらそのおじさんが「政府用に確保している席を放出するよう交渉してくる」と窓口に走って行きました。そして、「500席確保したよ~」「ブラボー」その後も席がなくなりそうになると、何度か交渉し、結局、2400席のうち、1900席が売却にまわされました。それから炎天下で行列すること8時間! もうちょっとで窓口にという午後4時、無情にも私の15人前で1900席が完売してしまいました。ショック・・・。 日射病の症状が一気に現れ、帰りはタクシーで帰りました。でも妙に関心したのは、ベネズエラ人たちは割り込みした人たちに文句を言うでもなく、完売ですと言われた時もおとなしく帰って行ったことです。何事にもこだわらないのが彼らのよいところかも。
炎天下
行列したのに
ヨーヨーマ
カラカス便り 2009年6月
カラカス便り 2009年6月
こんにちは。
先週、ポルトガル大使館で「ナショナルディ」のお祝いがあり出かけてきました。6月10日「ポルトガルの日」はカモンイスという16世紀ポルトガル大航海時代の詩人の命日だそうです。大使公邸の入り口で迎えてくれたのは、ポルトガル大使とロサ・モタさんでした。1980年代、マラソンの国際大会で笑顔で走り優勝を重ね、88年のソウル五輪金メダリストあの、ロサ・モタさんです。パーティの最中、私はず~っと、あの変わらない笑顔、何かの小動物のようなスリムな体型に見とれていましたが、おひとりになられた時を見計らって、「えいっ」と思い切って声をかけてみました。私がスペイン語で聞くと、彼女がポルトガルで応えてくれ、「北京オリンピックでは野口みずき選手が欠場して残念だったけど、日本の女子マラソンはたくさんいい選手がいて、今現在そのレベルは世界でトップ。」「日本にはよく行く」「1994年までレースに参加していた」というようなお話だと理解しました。笑顔のすてきなロサ・モタさんと、幸せなひと時でした。 そして、日本女子マラソンの活躍、楽しみです!
小原京子@カラカス
こんにちは。
先週、ポルトガル大使館で「ナショナルディ」のお祝いがあり出かけてきました。6月10日「ポルトガルの日」はカモンイスという16世紀ポルトガル大航海時代の詩人の命日だそうです。大使公邸の入り口で迎えてくれたのは、ポルトガル大使とロサ・モタさんでした。1980年代、マラソンの国際大会で笑顔で走り優勝を重ね、88年のソウル五輪金メダリストあの、ロサ・モタさんです。パーティの最中、私はず~っと、あの変わらない笑顔、何かの小動物のようなスリムな体型に見とれていましたが、おひとりになられた時を見計らって、「えいっ」と思い切って声をかけてみました。私がスペイン語で聞くと、彼女がポルトガルで応えてくれ、「北京オリンピックでは野口みずき選手が欠場して残念だったけど、日本の女子マラソンはたくさんいい選手がいて、今現在そのレベルは世界でトップ。」「日本にはよく行く」「1994年までレースに参加していた」というようなお話だと理解しました。笑顔のすてきなロサ・モタさんと、幸せなひと時でした。 そして、日本女子マラソンの活躍、楽しみです!
小原京子@カラカス
◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆(第04便) 野生のアスパラガスはつらい?!
皆さんは野生のアスパラガスを食べたことがありますか?一般的に売られているのは畑で育ったもので通常野生のアスパラガスは山の中それも結構傾斜の強いところに生えています。少々苦いですがやはり自然のものはすばらしくおいしいです。日本でも山菜取りをなさる方はご存知だと思いますが山菜の場所は子孫にも教えないほどの貴重なもの、ここでも同じです。今回は特別アントニオおじさんにアスパラガス摘みに連れて行ってもらいました。ホテルから車で30分 モンテデマラガ(マラガの山)という国立公園があります。そのぎりぎりのラインの所に住むアントニオさんとアントニアさんご夫婦所有の山の中、谷を越えて反対の山に入ります。下の方はどうやら他のスペイン人が採ってしまったらしく(個人の持ち物で本当は他人が入ってはいけないのですが)少し山を登らないと見つかりません。この時期はアーモンドの木に花が咲き、日本の桜と似ていて淡いピンクがとてもきれいですアスパラガスはほっておくと成長してブッシュになっていまいます。そのブッシュの中に細く緑のアスパラガスが生えています。やわらかいものを選ばないと後で筋が多くてとても食べられるものではないのです。
「あった!」と振り返るとアントニオおじさんの手にはもういっぱいのアスパラガス。「ほらここにも」っておじさんは見つけるのがとても上手です。ブッシュのとげに気をつけて足で掻き分け下の固いところは残して上の25cmくらいの所をポキッと折ります。道なき所を歩くので足元には石やぬかるみで思うように進めません。何とかおじさんの助けを得て歩くところ2時間、やっとみんなで食べられる量を採ることができました。「もう少し採る?」「いやいやもう結構です!」かなり2時間半の山歩きはしんどいです。もうこれ以上はご遠慮します。もう一踏ん張りでやっとおじさんたちの家に到着。ゆでただけではとても苦くて食べられませんがアントニアおばさんがアスパラガスをよーく油でいためてくれ、おいしく料理してくれました。アスパラガスの卵とじとビールで遅めの朝食をご馳走になり大満足の2時間でした。写真に撮り忘れましたがアントニオさんの買っている3匹の犬も同行してくれます。どうぞ足に自信があるかた、山菜取りが好きな方お試しください。
(ホテル・ルナ・ブランカ主催オリジナル半日ツアー「野生のアスパラガスツアー」にご参加ください。)
その他の写真はブログで公開しています。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yokohama_spain/24103917.html
「あった!」と振り返るとアントニオおじさんの手にはもういっぱいのアスパラガス。「ほらここにも」っておじさんは見つけるのがとても上手です。ブッシュのとげに気をつけて足で掻き分け下の固いところは残して上の25cmくらいの所をポキッと折ります。道なき所を歩くので足元には石やぬかるみで思うように進めません。何とかおじさんの助けを得て歩くところ2時間、やっとみんなで食べられる量を採ることができました。「もう少し採る?」「いやいやもう結構です!」かなり2時間半の山歩きはしんどいです。もうこれ以上はご遠慮します。もう一踏ん張りでやっとおじさんたちの家に到着。ゆでただけではとても苦くて食べられませんがアントニアおばさんがアスパラガスをよーく油でいためてくれ、おいしく料理してくれました。アスパラガスの卵とじとビールで遅めの朝食をご馳走になり大満足の2時間でした。写真に撮り忘れましたがアントニオさんの買っている3匹の犬も同行してくれます。どうぞ足に自信があるかた、山菜取りが好きな方お試しください。
(ホテル・ルナ・ブランカ主催オリジナル半日ツアー「野生のアスパラガスツアー」にご参加ください。)
その他の写真はブログで公開しています。
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◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆(第06便) コルドバ パティオ祭り
スペインのコスタ・デル・ソルで「ルナ・ブランカ」というホテルを地元の友人と経営している加藤令子さんからの便りです。最新のコスタ・デル・ソルの情勢を、時に応じてお届けします。
http://www.hotellalunablanca.com
5月上旬(今年は5月3日から13日) アンダルシアのコルドバではパティオ(中庭)祭りが開かれます。この時期のコルドバはもう真夏、日中歩いていると暑くて暑くてすぐ休憩したくなります。その暑さに負けずにツーリスモオフィース(観光案内所)で地図をもらって’今年の一番のパティオは?地図に順位をつけてもらってさあ出発。
セントロから歩いて15分(ちょっと遠いですね。)毎年1位になるパティオを見学。日本の長屋のような家並みあたり一面にゼラニウム、インパティス、ブーゲンビリア、 色鮮やかな花々が壁を覆っています。どうやったらこんなに花を保存できるのでしょう?!では次。細い道を歩きながら地図とにらめっこしながらあるいていると普通の家の玄関にちょっとした印があり、中に入ってみました。
すばらしい!中庭に座っているこの家の主おばさんに 「どうやって水を撒くんですか?どのくらい時間がかかるのですか?」と聞いてみました。おばさんふーーっとため息混じりに「何時間もかかるんですよ。長い棒の先に空き缶をつけてそれでひとつずつ水をあげるからね。」 それは大変!ホースでは撒かないんですよね。壁にも泥が跳ねるし鉢の泥がなくなってしまうから。気の長い話ですよね。でもそれだけの苦労があって初めてこの美しさがあるのです。ホテルから車で2時間弱、このパティオ祭りの時期しか中庭は見られません。普通のおうちの中庭を見せていただくのですから。そして最後に「見せていただいてありがとう」と入り口の箱にチップを入れましょう。是非パティオ祭りに行ってみましょう!思い出の写真がきっと撮れますよ!
続きはブログにアップしました。
↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yokohama_spain/24987005.html
http://www.hotellalunablanca.com
5月上旬(今年は5月3日から13日) アンダルシアのコルドバではパティオ(中庭)祭りが開かれます。この時期のコルドバはもう真夏、日中歩いていると暑くて暑くてすぐ休憩したくなります。その暑さに負けずにツーリスモオフィース(観光案内所)で地図をもらって’今年の一番のパティオは?地図に順位をつけてもらってさあ出発。
セントロから歩いて15分(ちょっと遠いですね。)毎年1位になるパティオを見学。日本の長屋のような家並みあたり一面にゼラニウム、インパティス、ブーゲンビリア、 色鮮やかな花々が壁を覆っています。どうやったらこんなに花を保存できるのでしょう?!では次。細い道を歩きながら地図とにらめっこしながらあるいていると普通の家の玄関にちょっとした印があり、中に入ってみました。
すばらしい!中庭に座っているこの家の主おばさんに 「どうやって水を撒くんですか?どのくらい時間がかかるのですか?」と聞いてみました。おばさんふーーっとため息混じりに「何時間もかかるんですよ。長い棒の先に空き缶をつけてそれでひとつずつ水をあげるからね。」 それは大変!ホースでは撒かないんですよね。壁にも泥が跳ねるし鉢の泥がなくなってしまうから。気の長い話ですよね。でもそれだけの苦労があって初めてこの美しさがあるのです。ホテルから車で2時間弱、このパティオ祭りの時期しか中庭は見られません。普通のおうちの中庭を見せていただくのですから。そして最後に「見せていただいてありがとう」と入り口の箱にチップを入れましょう。是非パティオ祭りに行ってみましょう!思い出の写真がきっと撮れますよ!
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