スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会

スペインからの便り

スペインの「いま」に触れてみませんか?

海外に在住する会員や、スペイン旅行から帰国された会員から届いた滞在記です。スペインの「いま」に触れてみませんか。会員の皆様から、広く原稿を募集しています。

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◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆ (第02便) ペパおばさんのレストラン料理体験ツアー その2

さてここは通常は1時半からのレストランオープンですがいつも準備時間におじゃまし、キッチンに入れてもらってその日のメニューを教えてもらいます。
今日のレストランのメニューは キャベツのスープ(チョリソやガルバンソス=ひよこまめ入り、マグロコントマテ(豚肉のトマトソース煮)、コロッケ、ひき肉団子(絶品!)
まずはスープの作り方を。なんていっても豪快なのがペパ風。大きな圧力鍋にいっぱいのキャベツを良く煮込みトマトやチョリソ、ひよこまめを入れます。それにしてもすごい量!今日のレストランのお客様は何人なんでしょうね。
こんな田舎レストランですが結構観光客(イギリスやドイツ人)や土日になるとマラガの人たちで大変混みあうんです。さて、みんなでジャガイモむきもお手伝い。ジャガイモや野菜のむき方、きり方がスペイン風はちょっと違うんです。あまりまな板を使わずに上手に切っていきます。「え!指切らないですか?!」おばさんは「今まで一度も切ったことがない」との事。さすが!年季が入っていますよね。

◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆ (第02便) ペパおばさんのレストラン料理体験ツアー その5

コロッケ
おばさんはゆっくりした動作のように見えて結構手早くいろいろ作っていきます。実は今日のメニューにはコロッケは無く特別に作り方を教えてくれました。ジャガイモは使わずにクリームコロッケがスペイン風です。作りながら出来立てのおかずをさお皿に盛ってくれて試食させてくれます。おいしいマラガワインも。キッチンで色々食べてしまうとテーブルに座ったときにはもうおなかがいっぱいなんて時も良くあります。富田さん気をつけて!


◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆(第03便) カーニバル

スペインのコスタ・デル・ソルで「ルナ・ブランカ」というホテルを地元の友人と経営している加藤令子さんからの便りです。
最新のコスタ・デル・ソルの情勢を、時に応じてお届けします。http://www.hotellalunablanca.com

カトリック教では、復活祭の前日曜を除く40日間は四句節(cuaresma)と呼ばれ、食事は朝晩のみで肉食が禁じられていました。肉を食べたい人は教会に寄付をし、特別にチケットをもらわなければ買えなかったそうです。お肉屋さんはこの間どうしていたのでしょうね。今は真面目に実行する人はほとんどないようですが四句節に入る直前、大いに羽をのばしておこう、というのがカーニバル(謝肉祭)です。

また春の訪れを知らせるお祭りとして有名ですが、リオやベネチア、ニースなどでは現地の人々の仮装をみるだけですが、アンダルシアのカディスという町のカーニバルは少し違います。

町中誰でもが思い思いの衣装をまとい、自分たちの仮装に、そしてシェリー酒に、歌に酔いしれます。 街角街角で歌うグループ、それを聞きながら笑っている人々、長い長い仮装行列、そしてどこから来たのか大勢の人々。 この日ばかりは昼夜問わずバルでも街中でもシェリー酒やビールを飲みながら笛や太鼓の音が鳴り響きます。いわゆる誰でもが参加できるカーニバルということですね。
その仮装のすごいこと。手作りの衣装をまとう子どもから本格的な立派な衣装をつけている人々。「チリゴタス・イレガレス」と呼ばれるカーニバルのために結成されたグループがそれぞれに仮装して、街行く人々を仮装とパフォーマンスで楽しませます。 友人曰く「スペイン人は紅白歌合戦の小林幸子さんの衣装を見ても驚かない。カーニバルで見慣れているからね。」確かにすごいです。

カーニバルの時期になるとこの町ではコンクールが開かれ毎日毎日色々なグループが歌声と衣装を競います。 どうも風刺の歌を歌っているそうですがちょっと理解するのは難しいです。でも衣装や雰囲気を見ているだけで面白いですが。

またカーニバルの時期だけではなくカディスはスペインの最西端の地。夕日がとってもきれいなところです。

大西洋に面していますのでやはり魚貝類がおいしいです。びっくりするのはウニを食べること。生で日本人のように食べます。1月の終わりごろには「ウニ祭り」があってこれもカーニバルが始まる前のお祭り。にぎやかです。スペイン人って本当に祭り好きですよね。おいしい魚介類ににぎやかなカーニバル。思い思いの扮装をしてスペイン人とどうぞカーニバルの夜をお楽しみください。

(ホテルから車で2時間半)

◆ 加藤 令子さんのルナ・ブランカ便り ◆ (第02便) ペパおばさんのレストラン料理体験ツアー その6

さあ1時半 レストランオープンの時間です。私たちもテーブルに。イギリス人の8人のグループやスペイン人の家族、平日なのにレストランは満杯です。
いやーーもう既に満腹なのですがおいしい田舎料理をがんばって食べましょう。皆様も是非ペパおばさん風ひき肉団子、コロッケに挑戦してみてください。そして料理だけではなくカラトラかという田舎村、ペパ家族の温かいもてなしを味わってください。

ルナ・ブランカ便り(第01便) コスタ・デル・ソルの海岸 その1

スペインのコスタ・デル・ソルで「ルナ・ブランカ」というホテルを地元の友人と経営している加藤令子さんからの便りです。
最新のコスタ・デル・ソルの情勢を、時に応じてお届けします。

はじめまして。
私はスペインコスタデルソルで「ルナ・ブランカ」というホテルを地元の友人と経営しています。
コスタデルソルは太陽海岸といわれるだけに気候の良いところで(ご存知の方も多いと思いますが)冬の平均気温は13度、夏は28度と温暖な地中海性気候に恵まれたところです。
一度いらしたらきっとお気に召すと思います。

http://www.hotellalunablanca.com/

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