スペイン語講座・スペインとの文化・AIYES通信 | 横浜スペイン協会|

2019問屋正勝の巡礼日記㉓

2019年6月1日

5月24日

 Lago - Cee, 歩行距離25.8km

 3時間ほど歩くと左はフィニステーレ(Finisterre)、右はムシア(Muxia)に向かう道標があります。私は左のフィニステーレに向かいました。

 このルートを歩くほとんどは一人です。黙って何かを求めているようです。

 4月10日に歩き出して初めて海を見ました。中世の頃の人もきっと感動したことだろうと思いました。

 昼食のメインは白米のうえにイカのスミ煮をかけたものでした。見た目とちがってとてもおいしいです。

 夕方、巡礼宿のご主人の車で15分くらいのところにあるエサロの滝 (Cascada de Ézaro)を見に行きました。水量が多く近寄って見ると迫力がありました。

 

 

5月25日

 Cee - Fisterra(Finisterre) - Cabo, 歩行距離19.3km

 Finisterre(フィニステーレ)の岬は私の交流コーディネーターの活動の原点となりました。

 2007年9月、800kmの巡礼を終えて岬に来た私はモリナセカのアルフレッドと出会いました。岬の先端で記念写真のシャッターを押してくれたのがアルフレッドでした。

翌年から毎年モリナセカの巡礼宿(アルベルゲ)で1月間ボランティアをするようになりました。

 2008年、人口900人のモリナセカと四国愛南町・宇多津町で始まった交流は2016年、形を変えて四国四県とガリシア州の協力協定に発展しました。

 私は一貫してボランティアのコーディネーターとして一連の交流事業に関与してきました。ある時は能動的にある時は受動的に。

 今思えばそれはまるで細い糸をよって次につなげるような作業でした。支援してくださった方たちがいなければ中断した作業だと思います。

 夕方、港ちかくのホテルから30分歩いて岬(灯台)に行きました。

 昔地球が平板と信じられていた時、ここは地の果てでした。この海で太陽は毎日死んで翌朝蘇ると古代の人は考えていたという。

 冬の北大西洋は海が荒れてしばしば遭難事故があり、死の海と恐れられていたと地元の村長さんから説明を聞いたことがあります。

 今日の海は静かでしたが海面付近に雲が立ち上がり完全な日没の撮影にはなりませんでした。

 今日で1000kmの巡礼は終わりです。

 明日(日曜日)はバスでサンティアゴに戻り、明後日(月曜日)はサンティアゴ大学副学長を訪問する予定です。

 

 写真

フィニステーレ岬の日没